広島回顧旅 その⑥生まれた場所編
濃い1日だ。
平和記念資料館を後にして、1歳半まで過ごした芸備線の安芸矢口駅を目指す。
広島なら”むさし”のおむすびかうどんだねと聞いていたので、すっかりうどんの口で
言ってみたら、今はテイクアウトのみ。
でもこれが良かった。30分に1本くらいの芸備線を待つ間、駅中ベンチでいただく。
こういうの全然気にせず出来るのと、出来ないのでは全然違うだろうなと
よく言えば大雑把な自分で良かったと思う瞬間。
ようやく芸備線に乗り込み、広島駅から離れた瞬間からローカル感。いいねえ。
3つ目の”安芸矢口駅”に到着。ホームに電車に駅に、、やたら写真撮る姿を車掌さんが
不思議そうに見てた。これからどこかのローカル駅で真剣に写真撮ってる人がいたら
その人にはその人の事情があるんですとお察しします。
何も覚えてないけど、やたら嬉しかった。この古さからして、そう変わってなさそうな。。
駅前ロータリーやら、国道向こうまで渡って赴くままに色々撮影。
肝心な情報を確認せず来るのが自分だなと思いつつ。
どうにも気になるけど、私道すぎて入れなかったところがあり、
後で聞いたらそこだった。野生のカンだろうか。
よくぞ最低でも残っていてくれた。。青い屋根のお家。
ちょっと自分の曲で”ボクノイエ”の中で、”あの青い屋根”って想像で書いていた歌詞があっ
た。なんだかゾクッとした瞬間。
結局、後からgoogleストリートビューや航空写真で確認したけど、歩いた場所を
確認するのとしないのでは全然思い入れが違うものだ。
この場所には確かに私がいた時間があり、
この風景があったんだな。
当時は蛇がよく出たよとか、父母が覚えていることを実感を持って聞くことができた。
歩き回って疲れても休む場所は今も昔もスーパーしかなく、
手にしたチー坊ウォーターと共に最後まで謎の撮影。
行くだけで満足。誰にもわからなくていい。
私のぽっかり空いて見つからなかったピースがひとつ埋まったのだ。
ちなみに数年前の広島の豪雨では安芸矢口駅に鹿が流れたりと大変なこともあったそうで。。
3日もものすごく濃かった。食べたかった広島焼きで思い残すことなくミッション終了。
まだ消化しきれない情報量をビールと共に流し込んだのでした。
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